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2015年3月 9日 (月)

色々試奏しているけど、欲しいのはやっぱりヘルムート・ハンミッヒ!?

これまでに、アルタス、サンキョウ、ナガハラ、
パール、パウエル、ブランネンブラザーズ、フルートマスターズ
ヘインズ、ムラマツ、メナート、ヤマハ・・・

それぞれ、ハンドメイドモデル。総銀、金製、木管、オーラマイト
とたくさんのフルートを試奏しました。
その数、延べ50本ぐらい。

同じ楽器なのに吹く度に印象が変わったりすることもあって
まあ、あてにならない試奏ではありますが・・・

が、総じてどれもほとんどいい楽器。
僕のレベルで考えると、どれをとっても十分すぎるぐらいの楽器ばかりです。
価格帯で言うと100万円以上のクラス。

吹いている最中は、つい欲しくなるのですが
どうしようかと考えると、
やっぱ、今使っているハンス・ライナーで別に不満もないし
おまけにP.ハンミッヒの木管が調子よくなってきたので、
殊更欲しいという状態にには至りません。

ただ、ちょっとした懸念が・・・
銀管のハンス・ライナーですが、
足部管のメカニズムが華奢でデリケート。
右手小指についつい力が入ってしまう(ただいま矯正中ですが・・・)僕が吹くと
LowCのカップが動きが悪くなることがしばしは。

ムラマツのリペアさんいわく
普通の楽器は、もう一本ポストが立っているので
僕のような力の入る小指でも
LowCが動きにくくなることはまずないそうです。

もちろん、小指を直した方がいいのは言うまでもありませんが
なにせ、35年間これでやってきてますから
事は簡単ではありません。
意識しているときは、まだいいんですけど
気が付くと元に戻ることしばしば。

小指の改善はあきらめないとしても
楽器、替えた方がいいのかもしれないと思ってしまいます。

そこで、先の試奏リストから
もし、買い替えるなら・・・と考えてみると
どうしても、これっていうのが浮かんでこない。
世の中に出回っている、高級機のほとんどを試奏してみてるのにです。

25年間、こてこてのドイツの楽器を吹いてきてるから
結局は、そういう楽器じゃないとだめなのかもです。
そうすると、ハンミッヒがあるとしても
ターゲットは、中古品に向く。ヨハネス・ハンミッヒとか、
ヘルムート・ハンミッヒとか。

ヘルムート・ハンミッヒは、
死ぬまでに1回吹いてみたいというあこがれの的ですが
まあ、お目にかかれること自体が奇跡的ですし
あったとしても、高価すぎて手が出ない。
・・・でも、欲しい!
いまだかつて、一度も吹いたことないのにです。

ヘルムート・ハンミッヒに手が出ないとすれば
次に考えるのはヨハネス・ハンミッヒ。
ヨハネス・ハンミッヒと言っても3世代ありますし
それぞれ少しづつ違うのでしょうけど
これまた、吹いたことも、お目にかかったこともないので
興味津々です。
どちらも、こてこてのドイツフルートでしょうから
そういう意味では期待が持てます。

中古とはいえ、100万越えは痛いですが
新品のフルートだって買い替えようとすると結局は100万円越えクラスになるのだから
これは一緒です。

ヨハネス・ハンミッヒは、東京の楽器屋さんならいくつか置いてるみたいですから
えい!やぁーっと気合を入れて東京に向かえば
試奏も可能ですね。
・・・しかし、京都のど田舎から、
試奏目的で上京するのは、なかなか思いっきりが必要で
まだ、実行しようというところまでではありません。

そんなこと考えてたら
もう一つ気になることが出てきました。
今使ってるハンス・ライナーを買い替えるとすると
いったい、いくらで下取りしてもらえるのか。
ハンス・ライナーってどのレベルの楽器なの?って。
再び、このブログ開始のきっかけに戻ってまいりました・・・。

どなたか、ご存じないですか?

2015年3月 2日 (月)

見映えにやられて買ってしまった・・・Toccoフルート

少し前から、気になってたGuoのToccoフルート。
見た目かわいいし
話題性はあるかなあと。

気にはなるけど、楽器としてきちんと成立してないとねえ・・・

以前、大阪のドルチェ楽器に行ったとき。
Toccoはなかったけど、その上位モデルのニューボイスフルートっていうのがあった。
なので、吹いてみたところ
いろいろ、驚異的なことはあったんですけど
簡単に音が出て、まあそこそこ鳴るんですこれが。
キーを抑える感じが、何だかふわふわして慣れないけど
思っていたよりはるかにちゃんと音が出るんですね。
店員さんによれば、これのカバーキー版がToccoだと言います。

それからしばらく経ったある日、
京都のJEUGIAさんに行ってみると
ありました、Toocoフルート。
それで、試奏してみると、やはりニューボイスフルートと同じような感覚。
ニューボイスフルートと違って、カラフルだし。
見た目のインパクトは大です。

これ、コンサートで使ったら面白いだろうなあ。
そう思ってしまうのですが、Toccoは頭部管の形が気に入らない。
なんたって、普通のフルートはリッププレートより左側(奏者から見て)
5センチほどのとことまで管があるのに
Toccoはリッププレートで止まってる。
これが、何だかかっこ悪い。
それに、ケース。
足部管の部分が胴部管と一体になってるから
ケースは楽器を組み立てたまま収納する長―いケース。
これまた気に入らない。

そんなこと思ってると
その2つの気に入らない点を解決したToccoがあることを発見!
ToccoPlusと言います。
上位機種のニューボイスフルートの頭部管を使用していて
足部管も、普通のフルート同様取り外しができる。
したがって、ケースも普通のフルートと同じようなケースです。

ネックはToccoよりちょっと値段が高いこと
9万円ぐらいします。

ただ、話題性を求めるためだけに
9万は・・・と、躊躇しなくもなかったのですが
ネットで、ポチってしまいました。

ほどなくして楽器が届き、
箱を開けると、よくあるビニールの黒いケースカバーが目に入りました。
普通のほんとによくあるフルートのケースカバーです。

Img_0553

で、それを開けると・・・びっくり!

艶消しシルバーのアルミのケース。
形はなんとなくフルートケースだけど
デザイン家具というか未来のフルートケースって感じ。

Img_0559

ふたを置けるとプラスチックのラヴェンダー色の楽器が

収まってました。
ケースの内張りとかはなくって、アルミがむき出し。
なんだか宇宙っぽい。

Img_0561

いいですねえ。ここまで普通と違うとわくわくする。
ミーハー魂に火が付きます。

組み立てて吹いてみると
試奏した感じと一緒・・・当たり前ですね。
しばらく吹いてみて分かったのは
良く鳴るけど、音が軽い。
で、これはシリコンパットのせいなのかもですが
密閉性にやや問題があるのかもしれません。
音のつながりが、あまりよくはありません。

Img_0567

でも、いいんです。
見た目で受けを狙うためですから。

2015年3月 1日 (日)

Phil.Hammigがいい感じになってきました

オーケストラの指揮者になって以来
もう10年ほど、まともにフルートを吹いていなかったのですが
オケのフルーティストさんの熱心なお誘いもあって
昨年あたりからにわかに吹くようになりました。

昨年は、銀管のハンス・ライナー、木管のPhil.ハンミッヒをそれぞれオーバーホール
つい先日、キーやパットの調整も行って万全の状態です。
ハンス・ライナーはいつ吹いても本当にいい音で鳴るのですが
このところ、ハンミッヒが絶好調で・・・
楽器が変化するはずもないので
僕の方が、ハンミッヒに馴染んできたんだと思います。

Img_0587左がHans Reiner(ハンス・ライナー)
右がPhilipp Hammig(フィリップ・ハンミッヒ


というのも、昨年、久しぶりに吹きはじめたと思ったら
いきなり、ソロやデュオでのコンサートをやってしまったのですが
ちょこっと吹いてる分にはなんとなく吹けているような気がしても
コンサートをやるとなると・・・なかなか納得いく演奏ができません。
最初の30分ほどは機嫌よく吹けていても、
そのうち調子が悪くなり、いろいろあがいてみてもどんどん悪くなるばかり。
音さえまともに出なくなります。

やっぱり、日頃からちゃんと吹いてないとダメなんですね。

そこで、今年はできるだけ毎日、たとえ10分でも20分でも吹こうと心に決めて
なんとか2か月やってきました。
なんでも三日坊主の僕としては、これだけでも上出来です。

ただ、土日は割とまとまって時間が取れるのですが
さすがに平日となると・・・
10分程度では、2本のフルートの面倒を見ることはできません。
そこで、銀の方は、吹きやすいし、いつ吹いてもストレスなく鳴らせるので
これは、土日の時間があるときのみにして、
普段は、ハンミッヒの方を集中して吹くことにしました。

これ、結構きつかったです。
なんせ、リッププレートのない楽器なので
アンブッシャーや角度がなかなか決まらず
毎日音を出すことにストレスを感じながらの練習です。
昔は、もっともっと鳴らせていたのだから
きっと、鳴るようになるはず・・・
と信じて頑張るのですが、さすがにめげそうになります。

手を変え、品を変え・・・
先日アップした記事のように、自作アドラーをつけてみたり。
でも、これのおかげで音を出すことのストレスが嘘のように少なくなって
吹くのが楽しくなってきました。
一週間ぐらいつけて吹いてみました。
かなり、満足のいく鳴りになってきたので
試しに自作アドラーを外してみると・・・

不思議なことに、あまり、変わらず鳴らせるようになっています。
たまたまかなあ・・・ともおもいましたが
ここ数日、ずっと自作アドラーなしで吹いてみていますが
相変わらず、調子よく鳴らせます。

僕の方が楽器に馴染んできたのでしょうかねえ。

金属のフルートに比べて、音の立ち上がりがやや遅いのですが
その柔らかいアタックがいいのです。
音の立ち上がりが遅いと言っても、
早いパッセージに問題が出るほどではありませんし
金属のフルートとはちょっと違う音色がします。
意外にパワフルだし・・・特に低音。
高音は、素朴な感じの音色。
それが、材質によるものなのかどうかはわかりませんが、

20年ほど前に手に入れた楽器ですが
今になってようやく、この楽器の虜になっています。

2015年2月28日 (土)

今度は、ピッコロの試奏をしてみた。

京都に行く用事があり
空き時間にJEUGIAさんに寄ってみました。

試奏をしてみようという気はさらさらなかったのですが
フルートのコーナーでうろうろしていると
店員さんに、どれか吹いてみられますか?とお声かけをいただきました。

それが、たまたまピッコロが並んでいるショーケースの前だったので
ならばと、ピッコロを見繕って吹かせていただきました。

選んだのは3本
Ph.ハンミッヒ、J.G.ハンミッヒ、ミヤザワ
ピッコロを選ぶというより、
ウェーブの頭部管のものがあったので
歌口の形状の違いで、どう違うのかを確かめようと思ってこの3本です。

Dsc_0298 (上がPhil.Hammig650/3 下がJ.G.Hammig750/3)

J.G.ハンミッヒは頭部管はノーマルタイプ
グレナディラ製。メカニズム銀製、Eメカニズム、Gisメカニズム付
頭部管はノーマルタイプ。
Ph.ハンミッヒは650/3というモデル。
頭部管はウェーブタイプ。ハンミッヒではリフォームアンブシュアと呼んでるタイプ
ハイウェーブとも言います。
グレナディラ製、メカニズム洋銀銀メッキ、Eメカ、Gisメカ付
Dsc_0299 一緒においてあったパールのピッコロもハイウェーブの頭部管でしたので
それも吹いてみたかったのですが、
あまり欲張ってもと思って、今回はパス。

で、もう1本のミヤザワ。
ミヤザワがピッコロを作っていたのは知りませんでした。
そもそも、ミヤザワのフルートも吹いた事が有りません。
一度吹いてみたいと思っていたのですけど。
これをチョイスした理由は
まず、管体がグレナディラじゃなさそう。
店員さんに確認すればよかったのですが、結局忘れてしまいました。
多分、コーカスウッドです。
で、頭部管はリッププレートがあるウェーブタイプ。
リッププレートだけはグレナディラかもしれません。
ちょっと・・・いや、だいぶ変わってる。
なので、チョイス。

さて、3本それぞれ吹いてみて
JGはまあまあ、Phはとてもいいです。
この2本に比べると、ミヤザワは少し鳴らしにくかったです。
あくまでも、私の場合です。

どうやら、ノーマルよりもハイウェーブの方が息は入りやすく、
鳴らしやすいようです。(・・・くどいですが私の場合)
ミヤザワのハイウェーブも息はPhとな同じような感じでよく入るのですが
それがいまひとつ音につながらない感じがしました。
・・・まぁ、ほとんどは私の未熟さに起因すると思われますが・・・。

ハイウェーブのPhとミヤザワはJGに比べ息が入りやすく、
また、吹いた感じも同じような感覚があります。
・・・んっ、この感じ何かに似てる・・・
と思って、しばらく考え思いつきました。
Ph.ハンミッヒの木管フルートに自作のアドラーもどきを付けたときの
息の入り方に感じが非常に似ています。

・・・そこから、私の中では
アドラーとハイウェーブの目的、効果は
同じなのではないか?と思えてきました。

ということは・・・
私のPh.ハンミッヒフルートの頭部管をハイウェーブの頭部管に替えれば
音出しのストレスが減るのではないかと思えてきました。
店員さんに確認していただいたら、
ハンミッヒでは頭部管単体でも販売していそうです。

にわかに、試してみる価値はあるかもと思えてきました。
・・・が、いくらぐらいなんでしょうね。
20万ぐらいかなぁ・・・

この日の試奏では、3本とも、総じて高音が鳴らしにくかったのです。
特に第3オクターブのミ、ファ、ソあたり。
ウェーブ頭部管だからでしょうか?
でも、実はJG,も鳴らしにくかった。
これは、楽器じゃなくて吹き手のせいかなぁ
なにせ、ピッコロなんてめったに吹かないもので。

でも、オケのフルーティストさんにお借りして吹かせてもらう
Ph.ハンミッヒの650/4(グレナディラ、メカニズム銀、Eメカ、Gisメカ付)
は、ノーマルな頭部管ですけど
もともっと鳴らしやすいし、コントロールもしやすい。

やっぱ普段ほとんどピッコロを吹くことのない吹き手のせい
というのが、妥当なところでしょうね。
・・・ダメだ!もっと練習しなくちゃ。

2015年2月27日 (金)

アドラーの実験

有名なラファン頭部管。
とっても吹きやすい頭部管です。
そのラファン頭部管の中にアドラー付と言って
歌口の両側に小さな羽みたいなのが付いているのがあります。
ムラマツにもあるようでTsubasaリップといいます。
パウエルやハンミッヒほかのメーカーでも結構あるようです。
呼び方はいろいろ、ウィング付と呼んでるところもある。

息が入りやすくなり、音量アップ、特に低音が鳴らしやすくなるようです。
が、高音が犠牲になるという人もいます。

このブログでは、ラファンの呼び名である「アドラー」という事にします。

アドラー付のラファン頭部管は確かに吹きやすかったのですが
それが、アドラーがついてるからなのかどうか・・・
アドラーの有り無しで比べるとすれば同じ頭部管でとは思うのですが
私にはその経験はありません。

パウエルの頭部管でついてるのとついてないのを吹き比べたことはありますが
違うタイプの頭部管(たしかフィルハーモニーとフィジョーネ)だったので
厳密には違います。
ちなみにその時は、付いてないやつでも十分吹きやすかったので
アドラーの有り無しでの違いはあまり感じませんでした。

話は変わって、
私の持っているPh.ハンミッヒの木管フルートですが、
リッププレートが無いのでちょっと吹きにくい。
いつも、吹き始めはあまり鳴らなくて
30分か1時間、我慢して吹いてると
だんだん慣れてくるのが鳴るようになってくる。
それでも、鳴らしきっている状態ではありません。
いつも、発音にストレスがたまる。

で、思いついたのがこれにアドラーをつけてみたらどうなるかってこと。
試に、セロテープをくるくるっと丸めて
取り付けてみると
明らかに低音が良く鳴りだしました。
息が急に入りやすくなって、あれっ?なにこれっ!って

で、ならばと
家にあるもので・・・何かいいものは・・・
思いついたのは、パソコンでシールラベルを作る透明のシート。
一枚だと薄すぎるので、8重にして
アドラーの形に切り取り、歌口の両サイドに貼ってみると・・・

Img_0577 

劇的に変化しました。

驚くべき変化。

言われているように、確かに高音がやや出しにくくなる気もします。
が、付ける位置、や大きさをいろいろ変えてやってるうちに
高音への影響が比較的小さい位置を見つけ・・・

6枚重ね、4枚重ねも試してみましたが
8枚重ねぐらいの厚みがあった方がより変化が感じられます。

こんな小さなものを付けただけで
劇的に変わることがわかり、大きな驚きです。
音出しのストレスは、ほとんどなくなりました。

さて、それならと
銀管のハンス・ライナーでも試してみましたが、
こちらのほうは、元々息も良く入り
鳴りも十分で、ストレスを感じるようなことはなかったこともあり
・・・だからかどうか???ですが
あまり、効果があるようには思えませんでした。
もともと、ハンス・ライナーのリッププレートは
やや湾曲しているので、そういう事も影響しているかもです。

2015年2月26日 (木)

楽器の調整~これまた久しぶりの試奏

昨年の5月に、銀管のハンス・ライナーと木管のPhil.ハンミッヒをオーバーホールしました。
村松楽器にお願いして、とてもいい感じにやっていただきました。
オーバーホールが完了した楽器を受け取るとき
タンポを全部交換したのでなじみ具合を見るために
2,3か月ぐらいしたら調整に持ってきてください。
6月間は無料で調整しますのでって言われたのですが

そのうちと思っていたら
気が付くと2月、6か月をとうに過ぎ
9か月が過ぎようとしています。

正直なもんで、Phil.ハンミッヒの方は
少しタンポ合わせが悪くなってきました。
ハンス・ライナーは足部管のキーの動きに少し問題が・・・

こりゃいかん!・・・で、あわてて調整を予約。
有償ですが、期限過ぎてるから仕方ありません。

村松楽器に調整に持って行ってきました。
所要時間は1本につき1時間なのですが
お二人でやってくださって、1時間で2本とも終了しました。

ハンミッヒの方は主にパット調整。
・・・「もう少し早く持ってこないと、調整が大変になりますよ」って言われてしまいました。
ハンス・ライナーはパット合わせと足部管の不具合を見てもらいました。

ハンス・ライナーの足部管は
ちょっと普通の楽器とは違っていて、
CとCisのキーがやりねじで連結されています。
その上、Cisキーのところにポストがないので
メカニズムが華奢なんですって。
なので、ちょっとしたことで動きが悪くなる。
そこへ持ってきて、私は右手小指に力が入りすぎてるから
動かなくなるんです。

ありゃりゃ・・・
やっぱ、楽器の支え方を改善する努力がいりそうです。
正しい持ち方をしないと、楽器の調子が悪くなるんですね。実感しました。
初歩的な問題を指摘されて、ちょっと恥ずかしい・・・
ともかく、無事に調整完了。

さて、この日の調整は夕方5時からだったのですが、
午前中に家を出発して
お昼に大阪に到着。5時まで十分時間があるので
ドルチェ楽器にお邪魔しました。

店員さんに、どれか吹いてみますか?と言われ
では、是非ということで久しぶりのフルート試奏です。

まず。店員さんおすすめのヘインズ、総銀ハンドメイドRHE
いい楽器でしたねぇ、ちょうど1年ほど前に吹かせてもらった
14金のヘインズほどではありませんが
息も良く入るし、鳴らしやすい。
反応も良くって、なかなかいいフルートでした。
180万ぐらい・・・ちょっと高い。

Eメカ付なんですけど、
見慣れたGIsキー横にあるアームがありません。
・・・トーンホールが小さいんだ!と思ったけどそんなこともない。
???初めて見るEメカでした。

最初吹いてるときは、そんなに気にならなかったけど
じっくり楽器を見るとAisレバーの位置が少し高いようです。
・・・って思ったら、なんだか気になりだしました。
ちょっと邪魔かなあ。いやそれほどでもないか・・・
まぁ、そんなレベルですから、使い続けるとなれるぐらいだと思います。

いいなあこの楽器、吹きやすい!と思っていたのですが
次に出してくれた、パウエルの9kオーラマイトRHEを吹いて比べると
少し、思いが変わりました。
以前にも、9Kオーラマイトのことは書きましたが、吹きやすいしとてもいい。
ヘインズと比べてはっきりしたのが音色の違いです。
もちろん、あくまでも「私の吹き方では」ですが、
パウエルの方が、上品な音がします。
ヘインズが下品というわけではありません。
あまり、いい表現ではないかもですが、荒々しいというか
力強いというべきか。
パウエルは、このあと、総銀ハンドメイド、19.5金と吹きましたが
いずれも上品な響きがしました。
息のまとまりがいいというか・・・
うまく、表現できませんが。

考えてみると、昔のパウエルは
今回吹いたヘインズのような、力強い音色
繊細というのとはちょっと違う、
村松を吹いていた僕には、ちょっと荒っぽく感じたのですが
いつのころからか、こんな上品な音に変わったでしょうか。
ちょっと、昔と比べてイメージが変わりました。

9Kオーラマイトの続いて吹いた総銀ハンドメイドも悪くはなかったですが
オーラマイトの方が吹きやすかったので、少し影が薄くなってしまいました。
音色はとてもいいです。

最後にもう1本。
19.5金のハンドメイドRCE。
19.5金は以前にも何度か吹かせてもらってますが
今回のは、C足部管でキーとメカニズムも10金の総金製。
19.5金は重たいから・・・って思っていましたが
C足部管だと、そこまで重いとは感じませんでした。

持った瞬間、あれっ、以外に重くない・・・
この吹かせてもらった4本中、一番良かったです。
音色もいいし、反応もいい、
息も程よく入り、吹いた!って感じがする。

まあ600万円越えですから・・・

久しぶりに楽しく試奏をさせていただきました。

2015年2月24日 (火)

久しぶりに記事アップ・・・コメントへのお答え

昨年の秋以来しばらく更新をさぼっていました。
この間に、年末の第九が滞りなく・・・?終了。
年もあらたまりました。

さて、全然更新してないけど、
ちょこちょこフルート関係で、当ブログにお越しいただいているようです。
先日、過去の記事にコメントをいただきました。
で、私の考えをお尋ねですので
記事にしてお答えしようと思います。

お尋ねの点は2点
一つはフルートの改造をどう思うかというもの。
もう一つが、ハンミッヒの木管フルートの吹き心地に関するお尋ね。

コメントを拝見すると
私なんかなんかよりはるかにお詳しい方ではないかとも思えるので
ちょっと、おこがましいのですが
あくまでも、私個人の思いとしてお答えしようと思います。

まず1点目のフルートの改造について
コメント主さんは、お持ちの銀フルート(ヤマハイデアル)を
オープンGisに改造しようとお考えのようです。
オープンGisの良しあしについては
言ってしまえば、個人の好みってところでしょう。

色々利点があるようです。
理論的には理解できるのですが
私は使ってみたことがありませんし、
なにより、今さら指使いを変える勇気はありません。

で、フルートの改造することについてです。

これは、いろいろと考えることがあります。
おそらく、同じようなことを考えていらっしゃるかなとは思うのですが

結論的は個人の価値観によるってことになっちゃうんですけど

おそらくそんなことはお分かりで
ご質問の主旨は、私の個人的な意見・・・という事ですから
そういう事で申しあげると

以前、もうずっと前に
ハンミッヒの木管のチューナップを考えた事が有ります。
歌口を削ったり、ちょっとした改造ですね。
オリジナルの状態から、手を加えるという意味では同じ。

リッププレートのついた
パウエルの木管フルートや、メナートの木管フルートが
あまりにも吹きやすかったため
私のハンミッヒもリッププレートがあれば・・・って思ったためです。

ネットを見てると、ノマタフルートさんで
フルートのチューンナップっていうのをやってて
例示がまさに、私の持ってるハンミッヒと同じだったので
これ、いいに違いないと思ったのです。

が、結局実行できず、今もノーマルなまま。
なんで、やらなかったかというと
これという理由もないのですが、そのうちってズルズル来てるうちに
今では、あまり積極的にやろうとまでは思わなくなって。

依然としてパウエルなんかより、はるかに音は出しにくいのですが

吹きやすいようにしたいと思う気持ちの一方で
やっぱ、楽器に手を加えることには若干の抵抗もあります。

絶対よくなる補償はないし・・・
(まあ、Gisオープンにするっていうのは悪くなるリスクは少ないかもですが)

でも、一生その楽器と付き合っていく覚悟なら
いっそ、自分の好みに改造するというのはアリでしょうね。
ひょっとして、乗り換えるかもって思うなら
下取りを考えると、やめといたほうがよさそうです。

そうなると、コメント主さんの場合は
改造しないなら、別にGisオープンの楽器を買うってことになっちゃいますが
これだと、予算的にはかなり大きくなりますね。

・・・うーーーん難しい。

答えになってるのか、なってないのかわからないけど
こんな程度でいかかです?

さて、もう一つ
ハンミッヒの木管フルートの使い心地は?というお尋ねです。
これも、個人的な感覚にはなりますけど。

悪くないです。
木管という材質、木管の楽器に何を求めるかが問題です。
木で出来ているというだけで、あくまでも普通のフルートですから
例えば、トラヴェルソのような雰囲気を求めるなら
そのことだけで、木管というのは、ちょっと違う気がします。

それはさておき、
ハンミッヒの木管フルートですが
実は、僕には少し吹きにくい・・・
多分、もっと鳴るだろうと思うのですが
まだ、そこにたどり着けない。
ちょうど今試行錯誤中です。

あと、これは私の吹き方に起因するのかもですが
どうもCisの音程が低い。
良く鳴らせるようになったら、少し改善するかなあ?と思ってます。

それと、音の立ち上がりは
やはり金属管に比べると遅いと思います。
前述の試行錯誤で少し改善してきましたが。
なので、ひょっとするとこれも吹き方をマスターすれば
改善するのかもしれません。

それと、最近はハンミッヒの木管も
ストロビンガーパッドが選べるようです。
私のは、トラディショナルパットです。
この辺、木管のフルートに何を求めるかという事にもよるかと思います。

じゃあ、お前はどうなんだと。
私は木管フルートに何を求めるているかというと・・・
自分で言っといてなんですが、
正直・・・これっていうのは無くて
手に入れたきっかけは、ほんのはずみ
今も手放さずに持っているのは、他の人が持ってない
めずらしさからくる優越感・・・(笑)

でも、なんとなくいいんですよ
ぬくもりがあるような気がして・・・木の楽器ってね。

音色自体は悪くないし、
昨年のオーバーホール、その後パット調整もやって
かなりいい状態です。
ちょっとした思い付きで、
あることを実験中、その内容は、後日記事にします。
いずれにしても、
手放せない1本になりつつあります。

ただ、厚さ4mmの太管だから
重い、とにかく重い。
楽器支えるのが下手なのも手伝って
必要以上に指に力がはいってしまいます。

この点、薄管のパウエルなどは
軽くって楽ちん。
感覚は金属フルートとほとんど変わりません。
金属管と併用する人には
持ち替えの違和感が少なくいいと思いますが
値段は、ハンミッヒの倍以上ですけど。

ハンミッヒも、私が持っているPhilipp Hammigのほか
August Richard Hammig
Johannes.Gerhart.Hammig
Bernhart Hammig
があります。
ハンミッヒ以外にも、A.Brownなどもあるし。
ヤマハや三響もある。
オールドなら、もっといろいろあります。

もし、購入をお考えなら
是非、いろいろ吹いてみてって思います。
ただ・・・ほとんど無いに等しいんです
木管のフルートを常時在庫している店。
先日も、数件のよくいく楽器屋さんを回ってみましたが
皆無でした。

ちょっと、下火になったのかなあ・・・
元々ニーズも少ないでしょうし。
考えてみれば、これまでだって木管フルートが店頭にある楽器屋さんって
なかった気がする・・・

2014年9月 2日 (火)

Tオケ定期・・・無事終了。ホッ

8月の最終日、Tオケの公演がありました。
朝、7時30分に家を出発。
しばしのドライブののち、会場入りしたのが9時過ぎ。

9時半のゲネ開始に間に合えばよかったんですけど
念のために少し早めにでたら
そのまま、早く着いちゃいました。

ステージの仕込みを手伝って
9時半、ゲネプロスタート。
今回は、ちょっと練習不足の感が否めなくって
不安な中でのゲネプロスタートとなりました。

Dsc_0159

が始まってしまえば、不安は払しょく。
思えば、これまでの練習は出席率があまり良くない日が多く
それ故に、思ったような練習ができなかったのです。
それが不安の原因になってた。

本番、全員そろっての音だしで
何度かやり直しはしたものの
曲は割とスムーズに流れました。

出来れば、直したいところはあったけれど
時間の関係もあるし、何しろ本番当日なので
疲れさせてもいけないし。ここは妥協。

いくつかの大きな不安はなんとか払拭できて
12時、予定通りゲネプロを終了しました。

お昼のお弁当を食べてしばしの休憩。開演を待ちます。

午後1時半、開場。ホワイエではロビーコンサートが開演
モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラの二重奏を演奏されました。
少しだけ鑑賞して、着替えのため楽屋へ。

午後2時開演です。
オケの方から、今日はいろんなイベントが重なってて
観客動員に苦戦・・・と聞かされてたのですが
だからこそ、宣伝を頑張られたのでしょうか?
いつになく、大勢のお客様が来てくださいました。
ありがたいことです。

本番、まずはモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」
思ってたよりもうまくいったと思います。
オケの皆さんは、3楽章、4楽章のテンポが速かった!っておっしゃってましたけど
特に4楽章は、そのせいで緊張感のあり、
また、流れもよくなってよかったんじゃないかと思います。
このハフナー、僕の好きな曲で今回で指揮するのは2回目。
でも、頑張って勉強してこの演奏会では
初めて、暗譜で指揮をしました。
無事、最後まで行けてよかったです。

ハフナーの後、小品を3曲ほど。
少し曲の話も交えながらの演奏。こういうスタイルは結構喜ばれるんです。

15分の休憩をはさんで
後半はビゼーのアルルの女第1組曲と第2組曲
さすがにこちらは暗譜できませんでした。
なので、楽譜を見ながらの指揮。

そして演奏会は滞りなく終了。
演奏も、全体的にそんなに悪くなかったと思います。
お客様にも好評で受け入れていただいたようです。

演奏会が終われば、片づけて打ち上げ。

昨年の演奏会は打ち上げに出たものの
車ですし、アルコールは飲めない。
そこで、今年は打ち上げ会場近くのビジネスホテルを予約。
万全の態勢で、打ち上げに臨みました。
力の入れどころを間違えてるような気もしますが
本番終わってみんなで飲むお酒、これこそアマチュアの醍醐味ですし
僕なんかは、それのために本番やってるって感じで・・・

演奏会場からホテルに入り
シャワーを浴びてから打ち上げ会場へ。
みなさん、かなり盛り上がっていました。
その場で、来年もってお願いされて
来年の選曲までやってしまいました。
来年は、ベートーベンの田園に決定!
これ、Mオケで一度やって、とても面白かったので
またやりたいなと思っていたところ
今度は、Tオケでやることになりました。

2次会まで参加、時計を見るともう夜中の0時を回ってる
でお開き。

・・・と、ここまではよかったのですが
翌朝目覚めると、全身が痛い。
2か月前から悪かった左ひざ、治りかけてたのですが
少し悪化した感じ。
それでも、なんとか食事に行ってチェックアウト。
車に乗って、運転していると
ちょっと咳き込んだ時に、腰がグキッ!
まずいって思いましたが、大事には至らず。
でも、あやしい。安易に動くと腰がグキッってなります。
ぎっくり腰とかになって動けなくなるとまずいので
気を遣い、気を遣い動かないといけません。

この日、本番の翌日ということで。
Tオケの人も休みを取っている人があり
その人と合流して、室内楽の練習に参加。
夜は、移動して第九の合唱練習に参加
家に帰ったのは、夜の11時半でした。
帰るや否や、座り込んだら動けなくなって・・・
それでも、無理やりお風呂だけは入って就寝。

翌朝、つまり今朝。
目覚めたけど疲れはピーク、
体の節々は痛くって、ひざも、腰もよろしくない。
かなりきついです。
もうそういう年齢なのかも。
これまで、何とかできてたことがきつくなる。
身体が悲鳴を上げてるみたいです。
そろそろ、セーブしないと持たなくなるかもです。

・・・が、もう今週末からMオケで第九の練習が始まります。
身体もつかなぁ・・・

2014年8月22日 (金)

今年の夏も演奏会で締めくくり

お盆を過ぎると、夏の終わりが近づいてくるような気がします。
8月ももう半ば過ぎ。
なんだか最近時が過ぎるのが早くて・・・

ともかく、この夏の終わりにオーケストラの演奏会をやります。
8月の最終日。31日
Tオケの定期公演です。
モーツァルトの交響曲35番ハフナーと、
ビゼーのアルルの女第1組曲、第2組曲ほか小品を3曲指揮します。

去年は7月、8月の毎週末練習に通って
結構、練習したなって感があったけど
今年は、去年より2回ほど練習が少なかったせいか
ちょっと消化不良気味。
おまけに、最後の練習となる1週前は別の外せない用事があって参加できない。
今年は、去年よりそれぞれの練習での出席率が悪かったかもです。
そのあたりも、消化不良の要因の一つかも。

ただ、さすがに最後の仕上げ練習に指揮者が来ないという異常事態に
Tオケの皆さんもちょっと不安そうです。

が、どうしても無理なので
もう、本番当日のリハーサルにかけるしかありません。

去年から関わるようになって2年目
関わるといっても演奏会を控えた夏の2月ほどだけなんですけど
みなさん、温かく迎えてくださいます。

さぁ、今年はどうなるか。
リハーサル不足が否めない中、
どこまで、いい演奏にできるかが勝負。
アマチュアオケとしてはかなり厳しい状況ですが
頑張るしかありません。

・・・といいながら、頭の中は本番終了後のことがメイン
打ち上げの場所の確認、当日の宿泊の手配。
もう、終わった気でいる・・・

演奏会があるのは兵庫県の北部、お蕎麦で有名なところ
車で20分ほど走れば風情のある温泉地、城崎があります。
演奏会終わった後は、城崎温泉でゆっくり・・・
といきたいところですが、
打ち上げ会場の関係でそうはいきません。
市街地のビジネスホテルを予約。
 
よし、これで演奏以外は準備万端・・・なんか、まちがってる!ような気もする。

2014年8月20日 (水)

夏休みの自由研究???・・・ブルグミュラー 25のエチュード

昨年の夏・・・夏というより一昨年の冬から昨年の冬までですけど
ミュージカルの音楽制作に携わり
作った曲は全40曲。すべて管弦楽の作品です。
ひととおりの編曲が終了し
10月だったか、印刷屋さんに外注して製本してもらった
フルスコアが上がってきたときには、そりゃあもう感動モノでした。

なんちゃって日曜作(編)曲家・・・いつからそうなったのか・・・
の僕が創った楽譜が製本されて立派なスコアに。
400ページ越えの・・・市販品で言うと、第九並みのスコア・・・内容を比較してはいけません!
です。

決して、あの時の感動に味をしめたわけではないけど、
今年もまたやってしまいます。スコアの製本。
この夏に取り組んだのはブルグミュラーの25の練習曲。
ピアノを習ってる人なら、たぶん知ってる初級のエチュードです。
宮川彬良さんなんかがテレビでオーケストラ編曲したものを演奏して
その魅力を伝えたりしてますよね。
これがヒント。

25曲のエチュードすべてにオーケストラ伴奏をつけました。
小さなコンチェルト。

この楽譜を使って、来年コンサートをやろうと思っています。
ピアニストは公募。ブルグミュラーのエチュードを弾くだけだから
小学生でも、たくさん対象者はあるはず。
25人のピアニストを公募で選び、
ブルグミュラーの練習曲1番から25番までを演奏しようというもの。
気軽に参加してもらえるように
ピアノの楽譜は全くいじくっていません。
ピアノの楽譜に合わせてオーケストラを書きました。

同じことを考えた人はこれまでにもたくさんあるようです。
ネットで検索すると、少なからずヒットします。
YouTubeにもありました。
オーケストラと一緒に弾けるCDというのもある
ならば、楽譜もあるかと探してみましたが、たどり着けませんでした。
販売してるのもあったけど吹奏楽だった。
さらには、ピアノに原曲にはない休みの小節とかがあって
ちょっと考えに合わない。

結局、自分で作ることにしましたわけです。
以外に、スラスラ書けて編曲は終了。
あとは楽譜の体裁を整えて原稿をつくり
いよいよ印刷屋さんに発注すればOK

ピアノスコアは、オーケストラの部分をピアノ用に書き直し
2台のピアノで練習できるようにしたもの。
レッスン用ね。
これは製本するかどうかまだ思案中。
ただ、25曲で132ページ・・・自前製本はちょっと難しい。

フルスコアの方は246ページにもなり、自前ではとても製本できないので迷わず外注。
製本できれば、コンマスさんに渡してボウイング(弦楽器の弓の上げ下げ)
を決めてもらったうえで、弦のパート譜を作ります。
こうすりゃ、弦楽器の方の手間が少しは省ける。
実際、練習の中でボウイングを変えることはあるのですが
それは、それ。
最初から楽譜にボウイングが入っていれば、
スムーズに練習ができます。

コンサートは来年の秋だから、まだ1年以上あるけど
まずは楽譜がないと話にならないので
この夏の作業にしました・・・夏休みの自由研究みたい・・・
夏休みの終わりを待たず、余裕で完成。・・・優等生です。

2014年8月11日 (月)

新・第九への道1 合唱練習の見学に行ってみたら・・・

11月末に公演する第九の合唱練習に参加してきました。
2回目です。

前回に引き続き練習の見学をしようと思って出かけました。
合唱の練習の様子を時々確認して
曲の組み立て方を考えたりしようと・・・
あと何回か見学をする予定です。 

この日、練習会場に着いたのは練習開始時刻の20時を少し過ぎたころ
会場では全員で発声練習の真っ最中でした。
受付で第九を歌う会の会長さんにご挨拶。
いつもいらっしゃる事務局長さんの姿が見えません。
所用のため遅れてお見えになるそうです。 

その上、合唱指揮の先生もお休み、合唱団の出席率も今日は悪いと・・・
会長さんが、せっかく遠路来てくれたのに
悪い日になってしまったとしきりに恐縮されます。 

あんまり、気にならないのでいいんですけどね。
長丁場の練習ですからそんな日もあります。 

ところが、どうやら合唱指揮の先生がお休みなので
代わりに指導をお願いされた先生もいらっしゃらない・・・
しばらく会長さんと副会長さんと話をしていましたが
副会長さん、
「せっかくお越しいただいたし、どうでしょう。この際練習をやっていただいたら・・・」 

まずいっ!・・・そのつもりはありません。
だから、何の準備もしてきていない。
この状況でいきなり合唱団の前に立ってもろくな練習ができないです。
それは、ちょっと無理です、・・・頑張ってお断りしてはみましたが
どんどん追い込まれてゆきます。

向こうにしてみりゃ、指導者がことごとくお休みで
困り果ててたところに、こともあろうに本番指揮者がのこのことやってきた。
まさに、飛んで火にいる夏の虫。
簡単には、引き下がってもらえません。

じゃぁ、パート練習もやられるだろうから、
それが終わった後、少しだけ・・・(その間に、急ぎ練習の準備しようと)
が、いやあパートリーダもそろってないから
パート練習もろくにできないんです。それならいっそ・・・

ついに、抵抗むなしく・・・陥落
発声練習の終わりを待って、
合唱団の前に立たされてしまいました。

 一応、譜読みはしてある。しかし・・・
練習に入るつもりがなかったから、準備はもちろんしてない
ごくごく軽い気持ちで出かけてきたのに
それに、合唱指導の先生方との打合せもまったくやってない状況なので
いくら指揮者といっても、独断専行で練習を進めるわけにもいかず。
だからと言って合唱指導なんか出来ないし。 

そういう状況だから、後々今日やったことが変更になる可能性もあります。
と前置きして、練習開始。 

後半、口付けの主題Andante Maestosoから練習をスタート
あまり細かいことは言わずに、進めようと思ったけど
やりだしたら、気になってついつい何度もやり直しをしてしまいます。
あまり突っ込むと、指導者さんとの打合せ後変更があったらいけません。

そもそも、今まで指導をしてこられた合唱指導の先生と
違うことを言ってしまう可能性もあります。
そうなると合唱団の方が混乱してしまう。

 そんな、不安をよそに
合唱団の方は、突然の・・・代打とはいえ
これでも一応本番指揮者ですから・・・食いつきがちがう。
一言一句も漏らすまい!の勢いで、耳はダンボ、
言ったことは楽譜にきちんとメモ
みんな、ものすごい真面目。
まずい、まずい・・・

ともかく指揮者として、
うまくなるように練習するというよりも
曲を、こういう風に作りたい。だからこういう表現がしたい
この部分ではこう考えてます。
・・・など、少し歌っては、曲の作り方を説明したりして
時間をしのぎました。

途中休憩もとって、正味1時間強の練習でしたが
無事?終了。なんとか役目は果たせたと思います。

それにしても、さすがに疲れました。
こんな頭フル回転で練習したのは、記憶にありません。

練習後、会長さん、副会長さんはじめ
役員方々と少しだけお話をしましたが
まぁ、喜んでいただけたみたいで・・・よしとしましょう。

8月中には合唱指導の先生方との打合せを設定していただけるとのことでした。
いよいよ第九も本格始動です。

2014年7月14日 (月)

週替わりで、頭の中をスイッチ!

この週末、Tオケ2回目のリハが終了。
先週のMオケのリハ後
ただちに頭を切り替えて、ハフナー、アルルを読んだから
一応、万全の・・・万全に近い・・・まぁ、なんとか
の状態でTオケリハに突入。
所々課題を残しつつ、まあともかく終了。

と、今週末には、またしてもMオケリハがやってくる。
なので、今日から頭は第九にスイッチ。
まだ完全に読み切ってないので、
ともかくスコアリーディングをやらないといけない
Mオケも次の練習から細かくやります!って言ってあるので
練習計画も立てとかないといけないし。

正直、きついです。かなり・・・
1日没頭できるならいいんですけど
毎日、夜の少しの時間しかありませんからね。
もっとも1日没頭できる環境があっても、
とても、そこまで集中力は持ちませんから、一緒でしょうけど。

ともかく、頭の中はこの二つのオーケストラのリハーサルを行ったり来たりで
余裕がない。

そんな中、昨日のTオケのリハーサル終了後
フルートのO先生にさそわれて、お茶を飲みに・・・
一応、アルルの女のフルートソロのブレスとかの打ち合わせって。

が、途中から話は別の方向へ
12月にT市の教会でクリスマスコンサートをやりますから
また、一緒に吹きましょう・・・ときた!
もう一人、Tオケのフルート、Kさんも加えて3人でと。
この際、MオケのフルートAさんも加えて4人で、って案もあったんですけど
Aさんは、ちょっと遠方にお住まいにつき練習への参加が難しいと
(ちなみに・・・僕もT市からはそれなりに遠方なんですけど・・・)

難しい曲じゃなくって、
楽しい曲を・・・って、もう、わくわくしてお話しされるもんだから
ちょっと、余裕がないですとは言ってみたものの、
お断りは無理そうです。
・・・11月末までは第九で手一杯だろうしなあ・・・
できるかなぁぁぁ

まぁ、気晴らしになるぐらいだったらいいかなと思いますけど
先日やった定期公演でのロビーコンサートみたいになっちゃうと
かなり負担なので。

2月ぐらいから、久しぶりにフルートを吹き始めて
5月には、楽器2本を完全オーバーホール。
ロビーコンサートをやることになったおかげで
これまでに経験したことないぐらい練習したりして
おかげで、それなりにリハビリになって
とても万全とはいかないけど、少し戻ってきたところ。

ロビーコンサートが大変だったので
ちょっと萎えてましたが、ここで楽器をしまい込んじゃったら
せっかくのリハビリがまた無駄になります。

と、言いながらもうすぐ1か月
ロビーコンサート終わってからまだ一度も楽器を出してません。
!これは、まずい。
余裕がない中ですけど、ここは踏ん張って楽器出さないと・・・

2014年7月 3日 (木)

再びMオケ 第九の練習

ベートーベンの交響曲第9番
日本では第九は年末の風物詩になってますね。
第九が聞こえてくると年の暮れを感じさせます。

・・・まぁ一般的にはそうなのですが
なかなか第九を演奏する機会のないMオケにとっては
年末に第九を演奏しようと思うと
年末からはかけ離れた暑い夏に練習を開始しなければならない。

というわけで
この暑い中第九の練習が始まります。
真夏の太陽が照りつける中、蝉の声を聴きながらの第九練習。
炎天下じゃないですよ、もちろん冷房の効いた練習場の中です。
夏の練習場からはベートーベンの第九が聞こえてくる・・・
季節外れ?・・・まぁ、でも第九は年末に演奏するものって決まってるわけじゃないから

さて、大編成の管弦楽と、4人の独唱、大規模な混声4部合唱を要する
第九は指揮者にとって特別なものがあります。
今年の年末にMオケがやる第九は
オケ75人、合唱団150人、これに独唱者4人を加えて総勢229人。
こんな大人数を指揮する機会なんてめったにありませんから
それだけでもかなり特別です。

曲の内容も特別
描写音楽はないけど、強烈なテーマ性を持ってる。
解釈は色々あるのかもですが
終末合唱の「全ての人類は兄弟となる。」という歌詞に集約されていると思います。

とてつもない大きなテーマ。
229人もの人たちが、協力してひとつの曲を作り上げるから
そのテーマはより際立ってきます。

同時に全曲で70分という演奏時間もまた特別。
もちろん、70分を超えるシンフォニーはほかにもあります。
マーラーやブルックナーなど。
でも、そんな数は多くない。

その70分の間に、実にドラマティックな音楽が展開します。
それをどう演出するか。
過剰すぎる演出になったり、冗長になったりすることなく
お客さんの心、演奏者の心を十分にひきつけて、クライマックスの終末合唱に向かう。
そんな演出ができればいいなと思っているのですが
なかなか思った通りにはいかないもので・・・

演奏が難しいのも問題ですね。
Mオケにとっては、かなり難しい。
毎年弾いてて慣れてるところは、結構弾いちゃうんでしょうけど
一大事業になるMオケにとっては・・・難しい。

幸い4楽章だけは、2年前に演奏してます。
オケ的には満足のいく演奏ではなかったけど
その時のメンバーはほとんどそのまま残ってますから
ともかく、1回は弾いてる。

でも、1楽章から3楽章は未知の世界。
救いは、みんな曲をよく知ってるってこと
やっぱみんなが知ってる曲は仕上がりが早いです。
はたしてどうなるか、今週末の練習・・・ドキドキです。

しかし!例によってまだ譜読みができてない。
これまた問題。
本番まで、まだ5か月あるけど
そのうち、練習できるのは10回(日)

合唱との合同練習が2回あって
その日は基本4楽章のみになるから
オケだけでじっくり練習できるのは8回

考えてみると結構厳しい。1回の練習が4時間
休憩を抜けば3時間半
トータル28時間で第九とマイスタージンガーの前奏曲を仕上げないといけない。
そんな風に考えてると、どんどん自信がなくなってゆきます。

しかし、ならば1回1回の練習を無駄にするわけにはいかないので
今週末の練習から無駄なく練習しないといけない
ってことは、こんなの書いてる場合じゃなくて
早く譜読みしないと!

2014年6月29日 (日)

続いてTオケの公演準備へ

Mオケの公演が終わって1週間。
今度は、Tオケの公演準備がスタートしました。

4月にスコアは準備してあったんですけど
Mオケ公演が終わるまでは読む気にもなれなくて・・・
が、Mオケ公演の1週後にはTオケの練習が入ってますので
スコア開かずってわけにもいかない。

Mオケ公演が終わった翌日から
6日間でなんとか練習できるところまでは読んでおこうと思っていたのですが・・・

Mオケ公演終了の翌日の日曜日。
ロビーコンサートでご一緒したフルーティストさんから電話があり
曲の相談。
相談にのってるうちに、編曲して楽譜を作る羽目に・・・
無伴奏のフルートソロ。日本風で盛り上がる曲をのご注文に「八木節」を編曲することに。
その日の内に仕上げてファックスで楽譜を送信。
なんせ、スコア読まないといけないから・・・

翌日は、11月に公演する第九合唱団の練習に顔出し。
ほんの顔出しのつもりが
最後まで見学していってください・・・でフル参加・・・ここまで2日間消費

次の日(・・・つまり火曜日)
さあ、スコアを読むぞと思ったところへ
再び、フルーティストさんから電話。
八木節を演奏するイベントのなかの別の場面での音楽がほしいと。

色々考えたけど、どうしてもいい曲が浮かばず、
やむなく創ることに。
で、この日はその作曲で終わってしまいました。
時間がないので、その日のうちに仕上げて再びファックス。
ところが次の日、その作曲したのが自分でどうも納得がいかなくて
作り変えるのに1日消費。

でトータル4日が過ぎて気が付けば木曜日。
オケの練習まで残された日数はわずか2日間・・・まずいっ!
さすがに、これはやばいと思って
ひととおりスコアに目を通しました。

モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」
ビゼーのアルルの女第1組曲と第2組曲。

ハフナーは以前Mオケで1回振っている・・・といってももう10年前の話。
覚えてない・・・
その時のスコアを本棚ひっくり返して探したけど
なぜかどうしても見つからず、今回、改めて入手。・・・なので真っ新の楽譜。
10年前の書き込み・・・あてにしてたのに・・・外れた!
各場所のテンポと振り方を決めるのが精一杯でした。

アルルは初チャレンジ。
テンポ決めるのに手間取って、木曜日はここで終了。
よく金曜日にもう一度全部目を通して
完全に不十分な状態ではありますが、これで練習初日に突入です。

さて、その当日。
朝少し時間があったので・・・もう一度ちらっと楽譜に目を通して
お昼前に出発。

練習場までは、車で約1時間半。
これから8月31日までの週末この1時間半の道のりを通う日々が続きます。
出発から30分ほどすると、山間の地域に入ります。
天気がいいと、この季節は新緑が映え初夏のさわやかな気分でドライブできるコースで
1時間半の道のりもそう苦ではありません。

練習場についたのは練習開始15分前ぐらいでした。
まだ数人しか見えていませんでした。
練習時間がちかづくにつれちらほらとメンバーの方が集まってきて・・・
1年ぶりにTオケとのリハーサルをスタート。

フル編成のシンフォニーオーケストラであるMオケとは違い
Tオケは室内オケ。
本番全員そろっても40人程度の小編成オーケストラです。
まだ本番は2か月先だし、この日は20人ほどでしたでしょうか。
それでも、弦はともかく全パート1人以上はいらっしゃいましたし
管も主要なところはいらっしゃったので
楽しく練習できました。

とりあえず全部通してみて。そう簡単にうまくは通らないだろうから
通すだけで結構時間がかかるだろうとタカをくくってたのですが
僕の練習参加が初日っていうだけで、
オケの皆さんはこれまでからずっと練習を重ねてこられてますので
案外、さらっと曲が通ってしまいました。
こうなると、ちゃんと楽譜が読めていないのが痛い!

時間が余ってしまって、
こりゃあ、ちょっと細かい練習をしなきゃなんないけど
譜読みが不十分で、自信がないから踏み出せない。

ともかく、久しぶりの再会なので雑談などもしながら時間をしのぎ
和やかな雰囲気のまま練習終了。
やっぱり、譜読みはきちんとしていかないとだめですね。

次は2週間後。
今度こそきちんと読んでいかないと練習できません。

おっとその前に、今週末にはMオケで第九の練習がある。
・・・第九読まなくっちゃ!

 

2014年6月22日 (日)

第33定期公演終了・・・まずまずの出来栄え

先週末の土曜日、33回目のMオケ定期公演が終了しました。

ほんと、何年振りかにフルートを吹くというロビーコンサートでは
途中で指がつってしまい、惨憺たる結果に・・・
本番が決まってあわてて練習をしましたが
駄目ですね。やっぱ日頃から吹いてないとだめです。

一方、オーケストラのほうはまずまずの出来栄えでした。
僕は降り番でしたが、
前半に演奏したスッペの軽騎兵序曲、白鳥の湖は
少々荒っぽい演奏となってしまってました。
もう少し時間をかけて練習できればよかったと反省。

ただ、白鳥の湖の選曲は満足です。
手前味噌ですけど、なかなか良かったと思ってます。

第2幕第10曲 情景
第2幕第13曲 白鳥の踊り(1から4まで)
第1幕第6曲 パ・ダクシオン
第4幕第27曲 小さな白鳥たちの踊り
第4幕第29曲 情景・終曲

悔いが残ったのは、
第2幕第13曲でワルツから四羽の白鳥の踊りまでにして
以降をカットしたこと。

もともと、ハープをピアノで代用する計画だったため
四羽の白鳥の踊りに続くグラン・アダージョをカットしたんですけど
最終的に、やっぱりハープに入ってもらうことになって。
そんなことなら、カットするんじゃなかった・・・ってね。
あれ、ほとんどソロですけど、すごくいいところなんでね。

休憩をはさんで、今度は僕の出番。
メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」を指揮しました。
なぜか、これまでのどのコンサートより、うまくいった演奏となりました。

オケがうまくいくと、指揮するのは大変気分がいいもんです。
細かいことを言えば、いろいろあるのでしょうけど、
僕自身は上出来だと思っています。

公演の際に、いつもいただいているアンケート。

毎年、批判的なのもあれば、好意的なのもある。
結構多いのは、そこそこ有名なシンフォニーとかやっても
知らない曲だから面白くない、
曲が長すぎる・・・必ずあります。こういう意見
それも結構たくさんある。

今回の宗教改革、おそらくはお客さんのほとんどが聞いたことないはず。
宗教改革をめがけて来てくださった方もいたようですが
それはほんの一握り。

ところが、長い、知らないから面白くないというアンケートは
ほとんど見当たりません。
代わりに、聞いたことない曲だけど、とてもいい曲だった。
初めて聞いたが好きになった。CDがほしくなった。
マニアの皆さんからも
これまでに何回か聴いたが、今日の演奏でこの曲がほんとに好きなったとか
これはうれしかったですね。
ひょっとして、直接演奏を誉められるよりうれしいかもしれないです。

会心の出来ということにしておきましょう。

ユダヤ人とドイツ社会の融合、
ユダヤ教もキリスト教も目指すものは同じであり、
両者は共存できる。
メンデルスゾーンは彼の祖父が抱いていたこの思想に傾倒していたといわれます。
マルティン・ルターの宗教改革300年を祝う演奏会で演奏することを目的に
祖父の理想の実現の象徴として書かれたというこの交響曲を
Mオケは見事に演奏いたしました。

そしてこの後、Mオケは
「全ての人類は兄弟となる!」と高らかに歌い上げる
ベートーベンの第九に挑みます。

 

2014年6月12日 (木)

メンデルスゾーンの宗教改革

なんだかんだ言って
気が付けばもう定期公演の1週間前となりました。
週末、本番前最後の練習日になります。

今回指揮をする曲はメンデルソーンの交響曲第5番「宗教改革」
ちょっとマニアックな曲目で、演奏される機会も少ないのですが、
案外名曲です。隠れた名曲といったところでしょうか。

オケのメンバー(確か管楽器)のリクエストにお応えして選曲したものの、
あんまり知らない曲だし大丈夫かなあ・・・
と思いながらも、もう一週間前。

曲の成立過程やこの曲をめぐるエピソードなど、
一応は調べてみましたが、なんせ、マイナーな曲なので余り情報が無い。
それでも、いくつかの情報にたどり着いて
ふむふむ、なるほど・・・

が、結局のところ良くは理解できないままの本番突入となりそうです。

こんなことを言うのはなんですが
僕は、あまり曲が成立した背景とか
作曲家の心情とかそういうのはあまり気にしていなくて
楽譜から感じたことをそのまま表現しようという方針でやっているので
・・・勉強不足の言い訳ともとれますが・・・
いいんです。別に。

まぁ、かといってそこまでスコアが読めているのかと言えば
これも、眉唾もんで(自分で言うのもなんですが・・・)
つい、その時の感情や、感覚だけでやってしまっていることも多く
これでいいのかなあ・・・は毎年思うところ。

いいかげん、きちんとしないとと思ったり
いやいや、こんなもんでいい、深く考えない・・・と思ったり
御世辞にも優秀な指揮者とは言えない。

それはさておき、メンデルスゾーンの宗教改革です。

曲はわかり易い構成で
曲全体を通じて、完成度の高いメロディーが支配しています。
実にメンデルスゾーンらしい。
加えて、管楽器のハーモニーと、弦楽器のめまぐるしい動き
(・・・しかも結構ユニゾンが多いんですよね。)
が特徴でしょうか。

とにかくわかり易い。
時々、4/4拍子なのに何の表記もなく2拍しかない小節があって
びっくりしますけど・・・もちろん、曲は全然不自然じゃない。
書き忘れたんでしょうね。

練習しているうちに、この曲随分好きになりました。

1楽章は、荘厳というか敬虔なというべきか
なんだか、すごく神聖な序奏で始まります。
低弦を中心とする弦のアンサンブルの合間に出てくる
厳かな、管楽器のファンファーレ風の音型が
神聖な雰囲気をつくり、でも、なんだか厳しさも感じる。
序奏の最後にはワーグナーがパルジファルで「聖杯の動機」として使用した
「ドレスデンアーメン」がバイオリンに登場。
神聖さは頂点を極めます。
まるで、厳かな儀式のよう。
ドレスデンアーメンの最後消え入るようなロング―トーンが終わると
曲想は一転、重く暗いメロディが支配するアレグロに入ります。
木管の切ないメロディ、めまぐるしい弦の動き
嵐、荒れ狂う海、空には暗雲が立ち込め・・・そんなイメージ
かなり絶望的な感じがします。

終わりの方で、再びドレスデンアーメンが登場しますが、
絶望的な雰囲気を残したまま1楽章を終えます。

続く2楽章は一転して楽天的な音楽になります。
早い3拍子。
1楽章とは対照的な明るく、ウキウキするようなメロディ。
中間部には、オーボエの美しいやさしいメロディが登場し
少し雰囲気を変えた後、再び第1主題へ戻って終わり。

3楽章は緩徐楽章。
憂いを帯びたメンデルスゾーン節。
ほぼ、弦楽器のみで演奏する楽章になります。
セカンドバイオリン以下の伴奏にのって
ファーストバイオリンがメロディーを奏でるわかり易い構造
時々、思い出したようにフルートやファゴットの音が聞こえる。

3楽章から切れ目なく入る終楽章は
冒頭、無伴奏のフルートソロが印象的。
4楽章全体を支配するのは
宗教改革で有名なマルティン.ルターが作曲した
「神は我がやぐら(城)」という讃美歌のメロディ。

これをそのまま、なんの手も加えずフルートがソロで演奏する。
もともと、4/4じゃないのをむりやり?4/4におさめてるけど・・・

フルートによって開始されたこの讃美歌は
途中から管楽器が加わり、さらにヴィオラのつややかな音が加わり
最後はテュッティに。
盛り上がりの頂点で、続くアレグロヴィヴァーチェに入ります。

アレグロヴィヴァーチェはまず早い6/8拍子
CDを聴いてる分には何とも思わなかったけど
って言うか、ゆっくり目の2拍子かと思ってたけど
楽譜見てびっくり・・・はやーい6/8
しかも、弦楽器は結構複雑なリズム。
なんで、こんなややこしいことしてあるのか思ってしまいます。
まぁ、それはほんのしばらくの間で、
曲はすぐに、早い4/4拍子に。
勝利の歌というか、輝かしい感じの早い4拍子(2つに振りますけどね。)
途中にバッハを思わせる弦楽器のフーガが取り入れられてて
これがなかなかいいんです。
随所に、満を持したように現れる「神は我がやぐら」

曲は速いテンポのまま最後まで進みます。
落ち着いた感じの部分も現れますが、
基本的にテンポは変わらず、最後になだれこみます。
曲の終わりに、冒頭フルートが提示した「神は我がやぐら」が
テュッティで堂々と登場。
最初ユニゾンですから、かなり印象的。
すぐにハーモニーになって、荘厳な雰囲気の中曲を終えます。

ヨーロッパの大聖堂で
厳かな装飾やステンドグラス越しの
神秘的な光線を浴びながら
演奏している。そんな気分にさせてくれます。

冷静に聞けば、実に古典的な
或いは、ベートーベンよりも古典的に感じてしまうほど。

僕は第3番「スコットランド」が好きなのですが
この曲もまたいいなあと思う様になりました。
もっと、演奏されたり、聴かれたりしてもいいのにとも思います。

ドイツ有数の大銀行家という裕福な家庭に生まれたメンデルスゾーン。
ユダヤ人である、メンデルスゾーンは父親の考えで、キリスト教に改宗します。
本人は、哲学者であった祖父の影響で、「ユダヤも、キリスト教もみんな仲良くすればいい」
そういう思想のもとに、この宗教改革という音楽が書かれたといいます。
つまり、ユダヤ人である自分か、キリスト教の「宗教改革」を祝う音楽を書く
そこに、祖父の思想を実現しようとする意志が感じられます。
しかし、現実はそうはならなかった。
結局「ユダヤ人」というのが壁になった。

彼の死後も、ドイツでは独裁者の専制政治によって
ユダヤの人々がいわれなき迫害を受けたのはいまさら言うまでも無い事ですが
ドイツで1,2位を争う大銀行と言われたメンデルスゾーン銀行も解体、
メンデルスゾーン、マーラー、マイアベーアの音楽は完全否定を受け
彼らの作品は正当な理由なく排除されるという苦難を経て
最近になってようやく、往時の光を取り戻してきたところです。

東日本大震災という未曽有の災害に見舞われた日本では
今更ながらかもしれませんが、人の絆の大切さが叫ばれる中
世界を見渡せば、未だ、理解のできない理由によって
戦争が行われていたり、人種差別が続いていたり

人がどのような思想を持つかは自由だけれども
そんなことで、けんかしてないで
この地球に住んでいる同じ人間同士なんだからみんな仲良できればいいのに。

演奏会場のある京都府A市
駅に降り立つと
(・・・私はA市住民で主な交通手段は自家用車なので、あまり駅に降り立つことは無いけど)
駅前の広場にアンネ・フランクの銅像が立っています。
銅像を取り囲んでいるのは、アンネのバラ。(A市で栽培されています。)
人口、わずか3万7千人の小さな小さな地方都市ですが、
戦後間もないころの昭和25年、
全国に先駆け、世界連邦平和都市宣言を行なった都市です。

まだ、食うや食わずの、
明日の、いや今日のパンがあるかないか心配しなければならない時代に、
自分たちが、生きるか死ぬかという時に世界の平和を唱える街。

この街には、比較的大きな宗教団体の本部があって
そこが核となり、少し前に世界宗教会議というのが開かれました。
メンデルスゾーンが理想とした宗教や思想を超えて平和な一つの世界をつくろうという試みが
ちっぽけな街でじわじわと行われている。

その街で演奏する「宗教改革」
そんなことを考えて選曲したわけでもなんでもないけど
宗教改革を決めたのは単なる偶然だけど、
実に意義深いものがあると思えます。

2014年5月19日 (月)

久々にオーケストラの話題・・・

Phil.Hammigをオーバーホールに出して仕上がり待ちです。
6月上旬に仕上がる予定なので、
仕上がれば、またフルートネタを一つと思っていますが、

このところフルートネタばかりなので
久々にオーケストラネタを

フルートにかまけている間、オケの活動が無かったのかというと
そんなことは無く、コンスタントに活動が続いています。

目下、6月21日の定期公演に向けて準備中。
昨日(5月18日)は定例の練習日でした。

今回の定期公演は2人で分けて振るので
練習時間4時間の内概ね半分は出番がありません。
ここぞとばかりにフルートの練習をしていますが、
昨日は、もう一人の指揮者がお休みで、
フルで4時間指揮をしました。

少々、きつかったですね。
齢と共にきつくなっていく・・・
4時間の練習時間、途中2回の休憩を挟みますが、
終ったら、もうへとへとでした。
来週も、また一人でやらなくっちゃなんないですけどね。

今練習しているのは
メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」
・・・ちょっと珍しいというか、あんまりやらない曲です。
なんで、この曲をやることになったんだか・・・?

まあ、でも曲としてはなかなか捨てがたい曲だと思いますね。

たぶん、管楽器の方からやろうって声が出たように思いますが
コラールみたいなのが結構あって
なかなかいいです。

弦もこれぞメンデルスゾーンって動きが随所にあって
練習していても、まあまあ面白い。
なかなか思ってる通りには弾いてくれないんですけどね。

6月の本番を前に何とか曲も形になってきて
これからは、ラストスパート。仕上げに入ろうかってところです。
メンデルスゾーンの他には、
スッペの軽騎兵序曲とチャイコフスキーの白鳥の湖(抜粋)を演奏します。
この2曲は僕の担当ではありません。

出会う人出会う人に変わったプログラムだねって言われます。

軽騎兵序曲
白鳥の湖
宗教改革

・・・確かに・・・

一応、そんなことは承知のうえでこの選曲にしてます。

最初に、宗教改革をやろうってみんなで決めた。
ただねぇ・・・宗教改革って珍しい曲だし、
特に田舎では受けそうもない。チケットも売りにくいだろうし。

そこで、前半には超ポピュラーな人気曲を選びました。
それが、軽騎兵と白鳥の湖。
プログラムに完全に納得がいってるわけじゃあ無いけど
今回はあまり深く考えないってことで・・・

まぁ、ケガの功名というか
バラエティーに富んだ選曲なので?
練習をしていても変化があってあまり飽きがこないのはいいですね。

とりあえず、これで6月の公演に向けてラストスパートです。

さて、今年は・・・というか今年も
もうひとつのTオーケストラの指揮をしなくてはなりません。

こちらの公演は8月31日
6月21日にMオケの公演が終われば、
すぐさま、Tオケの練習に合流です。

ここは、Mオケとは選曲のコンセプトが多少異なっていまして
今回の公演では、モーツァルトの交響曲第35番ハフナー
ビゼーのアルルの女第1、第2組曲
・・・ここまではまぁ普通のクラッシックのオケのプログラムなんですけど
このほかに、愛の喜び(クライスラー)、カノン(伝パッフェルベル)
花は咲く(東日本大震災プロジェクトの曲)をやるようです。

クラッシックばかりで退屈しないようにって配慮のようです。
ただ、これだけだと少し全体のボリュームが小さいので
もう少し考えるってことで、完全には固まっていません。

去年は、僕がMCやって楽器紹介をアンサンブルを交えながらやりました。

さて、今年はどうしようか・・・
もうそろそろ決めないといけないので相談を受けてますが、
去年とおんなじネタは使えないし・・・悩めるところ。
この公演は僕一人で振ります。

これで、8月いっぱいまでは週末はほぼオケの練習&本番

さらに、その後・・・
今年11月30日には第九の公演が控えています。
Mオケがやるので、指揮は必然的に僕。
こちらはベートーベンの第九と
ワーグナーのニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲。
8月末のTオケ公演が終われば間髪入れずにこれの練習に取り掛かる事になってます。
・・・と11月末まではどうやらオケ一色になりそうです。

第九の合唱練習への参加も要請されてるし
今年も、なかなか大変だ!

2014年5月14日 (水)

アルタスALってフルートが気になる。

村松楽器に行くために大阪に出てきて、
この後の予定も特にないので・・・
梅田にあるドルチェ楽器へ。
・・・と偶然にもフルートフェアのまっ最中。
フェアへのお客も僕一人だったので
店員さんに全力で相手してもらって、色んな楽器を試奏してきました。
以下、あくまでも一個人の感想ですからね。

ドルチェ楽器ですから、まずはパウエルを試奏。

最初に吹いたのは14金のハンドメイド(キー、メカニズムは銀製)
頭部管のタイプはフィジョーネ。
パウエルは、当たり外れがあるってよく聞きます。
僕の腕前で、どこまでわかるかって感じですけど、
そう悪いようには感じませんでした。
・・・が、特別いいなとも思わない。

続いて総銀のハンドメイド
こっちの方が14金より音がいいです。(僕的には)
どっちかって言うと、ブリリアントトーンというか
派手に鳴り響く音より、
やわらかい音色が好きだからでしょうか?
まぁ、好みだとは思いますけど
僕は、総銀のがいいと思いました。
・・・ただ、どうしても欲しいって言うほどじゃない。

ドルチェ楽器の戦法なのか、
いつものようにじゃあ頭部管を変えてみましょうかときました。

総銀で
フィジョーネ
フィジョーネのウィング付
フィルハーモニー
ソロイスト
ヴェンティ
の5種類。
加えて、金のやつでしたけど、リッププレートに彫刻が入ってるやつ
種類は聞きそびれました

ウィング付はダメでした。息が入りすぎて荒い音になる。
もっと、そっと吹けばいいのかもしれませんが。

彫刻が入ってるのは、吹いた感じは悪くなかったですが
彫刻の感触が気になって・・・そんなの吹いたことないから。
これは慣れればいいのかもしれませんけど。
滑り止めになるって言いますしね。

一番いいなと思ったのはソロイストでした。
フィルハーモニーもこの中ではふくよかな音色で悪くなかったです。
ヴェンティは、僕には合いませんでした。

ぱっと見何が違うんだろうと思いましたが
並べてじっくり見てみるとほんの少しづついろんなところが違います。
目で見てわかる程度ってことは、かなりの変化なのかもですが
でも、ちょっとのことでだいぶ変わるんだなぁと思いました。

この日、帰ってから
知り合いのパウエルユーザーにこの試奏のことを話してみると
やっぱり、パウエルは当たりはずれがあるからねえ・・・

そうすると、
僕が吹いてみて感じた違いは、
それぞれの形状によるものか、当たりはずれによるものか
それとも、そのどちらもなのか・・・
そんなこと考えていると。とても選べないやって思ってしまいました。
まぁ、買う予定もないからいいですけど。

それからもう1本パウエル。
金のフルートだけど、無垢じゃない。
内側に銀が張ってあるオーラマイトってやつ
最新モデルだそうで、

外側が14金、内側が銀
ヘッドクラウンに赤いルビーがあしらわれています。
このルビーは、単なる飾りなんでしょうね。
どうも音に関係するとは思えないし。

これ、よかったです。
この日に吹いた3本のパウエルの中では一番よかったかも。
素材って、やっぱり響きに関係あるんでしょうかね。
息を入れたとき金無垢の楽器よりやや抵抗みたいなものを感じる
それが心地よくて、音色も落ち着いた感じ。

14金のフルートと比べて音色にも違いがあるのは、内側に銀が張ってあるからなのか。
店員さんによれば、響きに影響する外側は14金になってるんだそうです。
それとも、やっぱり個体差???

5,6年前でしたかに買ったパウエルのオーラマイトのフルートは
外側が9金で内側が銀。値段は確か100万円ちょっとだったと思いますが
これは14金だから高いです。250万だったかなあ。
ルビーってちっさなやつでしたけど、高いんですかねえ。良く知らないけど
これが、値段のつり上げに一役買ってるならなくてもいいのにって思いました。

パウエルの試奏を終わって、国産の吹いたことないやつをいくつか試奏しました。
全部総銀製のRH。値段で言うと100万円前後のやつ。
まずは、パールのオペラ。パールで一番いいやつですね。
これ良く鳴るフルートです。ガンガン鳴らせるし吹きやすい。
ぱっと吹いて、ほほういい楽器ですねって感じ。

続いて、アルタスのPS。これはアルタスのフラッグシップモデル。
とにかく、アルタスのフルートは初めて吹きました。
いままで、一度も吹いたことが無い。
PSは、よく鳴るフルートでした。が、鳴るという点ならオペラの方が上。

なにかで、アルタスはアンチムラマツ派に支持されているって読んだか聞いたか
村松と言えば、やはり大音量のパワフルな楽器ですから
アンチってことは、線の細い繊細な楽器かと思ってましたけど
あまりそんな風には感じられない。
普通の、とってもいいフルートって感じ。(優等生ですね)

お次もアルタスでALってやつ。これもフラッグシップモデルらしいけど
こっちはオールドフレンチを意識した楽器で、シーム管(巻管)だそうです。
シーム管というのは、銀の板を丸めて管にしているやつで、
要するに継ぎ目がある。昔のフルートは巻管が多いのですが
最近のフルートはほとんどが継ぎ目がない銀のパイプを使ってます。
シームレス管と言いますね。

それを敢えてシーム管でやるってことはそれなりの理由があるのでしょう。
シーム管の楽器は以前にフルートマスターズのを吹いたことがありますが
特に、これという印象は残ってません。
ついでに、僕のHansReinerも村松楽器によるとシーム管だと。

さて、このアルタスの巻管フルートですが、
これははっきり他のフルートとは違いました。
やさしい音色がします。巻管であることがその理由なのかどうかはわかりません。
鳴り響くことを求めた楽器ではないという事がはっきりとわかるというか
コンセプトが明らかに違うんでしょうね。
オケで使うにはちょっと・・・ですが
室内楽やソロには向いてるかも
もちろん、こういう音がお好みならなのですが。

これまでに吹いた沢山のフルートとは
明らかに一線を画していると思いました。

まだ続きます。
とにかく出された楽器をしばらく吹いてみて
ふと店員さんの方を見ると次の楽器をもって待ってらっしゃる。
机の上には、これまでに吹いたフルートがどんどん並んでゆく。
そんな状態。

次に出てきたのは、サンキョウのピュアシルバーというやつ
これは銀の純度が極端に高いやつで、
ほぼ混じり物の無い純粋な銀で出来てる楽器だそうです。
これも、悪くないです。大変良く鳴ります。
鳴り具合、息の入り方も申し分ないが、音色もいいです。
息が入りすぎて、音が荒っぽくなるという事もない。
バランスのいい楽器ですね。

ようやく次が最後、ヤマハのイデアルです。
これも、今日吹いたフルートの中では特徴的な1本。
2つほど前に試した14金のイデアルと同じような傾向
息がガンガンに入り、鳴り方はこの日吹いた楽器の中でナンバーワン。
なので、ダイナミックレンジもとっても広い。
コントロールも割としやすいのですが
どうも音色が気に入りません。
かなり明るい音色。
ちょっと荒っぽい音に聞こえちゃう。
それは、僕の腕前のせいかもしれません。
ただ、他の楽器ではそこまでのことはなかったのでどうなのでしょうか
手に入れて、じっくり慣れればいい音が出せるかもしれないですけどね。

国産のフルートを5本吹いたところで思ったのは
やっぱり100万円も出すと、いい楽器が手に入るんだなあという事。
どれも、これはダメだと思うのはありません。(当たり前かもですけど)

ただ、全く同じ感じというのはありません。
少なからず違いはあるのですが
概ね、パール、サンキョウ、ヤマハは
ブリリアントな響きを目指した非常に良く鳴る楽器
という感じで、目指している方向性は同じように思いました。

で、アルタスのALはそれと全く反対の性格。
(反対という表現がいいか悪いかわかりませんが・・・)
PSはその中間って感じですかね。

沢山吹いたので、なんだかよくわからなくなったのですが
明らかに印象に残ったのはアルタスのALでした。
ビンビン鳴り響くという事は無い。
おしとやかな、上品な響き。やさしい響きに妙に魅力を感じてしまいました。
それだけ、個性的だったという事なのでしょうか。
この楽器、1本持っててもいいなあ・・・
そんな風に思ってると・・・

店員さんすかさず、参考までにお見積りしときますね。だって
150万近くするフルートなのですが
120万ちょっとに出来ますと。

・・・いやいや、買いませんよ、買いません。
あっ、正確には(先立つものが無いから)「買えません!」

2014年5月13日 (火)

まずはHans Reiner のオーバーホール完了!

長らく、指揮者としての活動ばかりで
フルートを吹くことが無かったのですが、
今年に入って、にわかにフルートを吹きだしました。

6月のオケの定期公演。開場から開演までの時間を利用して
ロビーコンサートをやっているのですが、
今回は僕もフルートソロ等で出演することになりました。

久々に楽器を出して吹いてみると
ややキーのバランスが悪くなっているようだし・・・

とりあえず
本番で使用する予定のHans Reiner(総銀)と
Phil.Hammig(木製)の2本をオーバーホールすることにしました。

まずは、Hans Reinerから。
実に14年ぶりのオーバーホールです。
中古で買ってから10年後、初めてのオーバーホールをお願いしたのが村松楽器。
その時、とてもうまい事やってくださったので

それからもう14年経つんですけど・・・
信頼して今回も村松楽器にお願いしました。

村松楽器からオーバーホールが完了しましたよとの連絡を受け
新大阪にある村松楽器大阪店へ。

預けるのが予定より1週間早かったのと
ちょうどGWを挟んでしまったこともあって
約1月半ぶりに楽器との再会。

手磨きできれいに仕上げてくださってました。
分解掃除の他、タンポ、フェルト、コルクの全交換
スプリングとノックピンは一部を交換
組み立てて吹いてみると、気になっていたところは全部解消していて
ばっちりでした。
元々、よく鳴る、やわらかい音色の楽器だったのですが
改めて、オーバーホール前はだいぶなりにくくなってたんだなあと
実感しました・・・それもそのはず・・・

担当の方から、
トーンホールと管体の間に裂け目が出来ているところが2か所あったので
ハンダ付で直しましたといわれ

えぇぇぇぇっ!
そんなん気づかんかったわぁ、
ってことはそこから息漏れしてたか・・・その割には割とよく鳴ってたけどなあ・・・

ともかく、今回のオーバーホールで見事復活。

オーバーホールをしたフルートは
すべて新しくなったタンポが、上手いことなじむかが重要です。
今日から6月間、2回まで無料で調整しますから
こまめに持ってきてくださいね。と言われました。

楽器はこれで完璧。・・・後は腕次第・・・!!!ひゃぁぁぁぁ!

入れかわりに、今度はPhil.Hammigをオーバーホールしてもらうために預けました。
こちらは新品で購入してから実に24年ぶりの初メンテナンスです。
(・・・フルート愛好家としては情けない限り・・・)
出来上がりは6月上旬の予定。
楽しみにして村松楽器を後にしました。

2014年3月27日 (木)

ネットオークションで楽器をゲット!

Img_0283

久々にネットオークションを眺めてみました。

相変わらずたくさんのフルートが出品されています。
3,4年前に比べると高級機の比率が減ったようにも思えます。

程度のよさそうなものを何本か詳細に見てみましたが
値段が微妙です。
ムラマツEXがそこそこ出品されているので
EXばかりピックアップして様子を見てみました。

開始値はなかなか興味をそそるいい値段なのですが
落札価格は10万近くになり
さすがにネットオークションでその価格に手は出せません。
・・・僕的には・・・

やっぱムラマツは無理だなあ・・・と言うことで
ムラマツの限定は解除

で、目に留まったのはヤマハYFL-351Sというやつ
リッププレートのみが銀製で、あとは洋銀(管体は白銅???)
キーはポイントアームになってて、Eメカがついてます。

写真で確認する限りかなりきれいな状態
もっとも、たくさん鮮明な写真がついてても
それは見た目だけのことで、
キーのバランスやタンポの状態までは十分確認はできないんですけどね・・・

コメント欄には
何年も自宅で眠っていた。
小へこみや小傷がある。程度

で現在価格G千円、即決価格はD万円となっている
今のところ応札者無。

YFL-351Sの仕様を探るためネットで検索してみるが
これといった情報が拾えない。

ネットショッピングで中古を5本発見しました。
こちらもきれいそう。

値段は34,800円~59,800円でオークションに出品されているのより高いですが、
楽器屋さんの出品で、調整済み、しかもどれも12か月の保証がついてます。
全部大手の楽器屋さんだし、これらはまず大丈夫でしょう。

オークションの方は個人の出品。
当然調整はしてないし、そもそも動作確認ができてるかどうかすらわからない。
リスクはあります。

ネットショップで最安値がついている34,800円のは
写真で見るとあちらこちらに若干のメッキ浮きがあります。

多少値段が高くても、リスクのないものを選ぶか
少々のリスクは覚悟して、少しでも安い方を選ぶか・・・

ずいぶん考えましたがリスクを覚悟して安い方を取ることに

オークションの終了まで3日ぐらいありました。
現在価格はG千円 だし、今のところ誰も入札してない。

じわじわと入札すればあるいはD万以下で落札できた可能性もあるのかもですが
そんなことしてる間に、
誰かがポーンとD万の札を入れてしまえば終わってしまうので
ここは思い切ってD万で即決!

その日のうちに出品者とやり取りして決済まで完了
翌日には発送していただいたので
落札から2日後、楽器が手元に届きました。
実にスピーディーに気持ちよく取引ができました。

そして、届いた楽器は・・・

とてもきれいな状態で、
確かに小さな凹みはありますが気になるほどではありません。
傷と言えるようなものも見当たりません。
何より、キーのバランスもばっちりで、タンポ合わせも問題なし
最低音から最高音まで何の問題もなしに出ます。
これでD万ならかなりいい買い物をしたと思えました。

先日、トリオの練習で早速使ってみました。

少し早めに練習場についたので
手に入れたYFL-351Sを吹きまくってみましたが
まあ、鳴るわ鳴るわ・・・面白いほどビンビン鳴ります。
おまけに軽いし!

あまりによく鳴るもんだから
後からやってきたO先生が「ねぇ、これ、ちょうだいっ」って
「ダメです!」って言ったら「じゃあ、売ってー」だって
とりあえずご丁重にお断りしました・・・

この日は終始これで練習。

ただ音色が少し軽いです。
そこで、ムラマツの銀の頭部管に替えてみると
少し音色が落ち着いてきました。

ならば、ってことでムラマツの9Kの頭部管に変えてみると
さらによくなって・・・これなら十分第一線で使用できます。

Img_0291

とはいえ、結局は銀のHans Reinerの音色には勝てずでした。
ムラマツ9Kの頭部管もHans Reinerにつけたときの方が
音色が落ち着いていていいです。

やっぱ、材質って関係あるのかなあ?
メーカーの違いなのか・・・

とりあえず、今回は安くで趣の違う楽器が手に入ったのでよしってことで。